30代FTMの徒然日記

仕事・社会・家庭・AID・妊活・子育てなど30代FTMブログ

家族にカミングスゥーーーーン

今回は家族にカミングアウトしたときのお話を書きます。

 

カミングアウトしたきっかけは、当時ジェンダークリニックとして通っていた病院の先生(針間先生)に言えって言われたからです。

いつか言わなければと思ってはいたので、多少の覚悟はありましたが、それはそれは緊張したのを覚えています。

 

 

 

最初にカミングアウトしたのは姉でした。

当時姉は僕にとって一番信頼のおける人でした。

カミングアウトしたときも、非常に落ち着いて聞いてくれて、針間先生に会って話を聞いてくれたり、本を読んで勉強してくれたりしました。

名前を改名するときは一緒に名前を考えてくれたりもしました。

 

ただ、

「私の妹がいなくなるのは本当に寂しい」と言っていました。

 

それから音信不通です。

 

 

 

その次に兄にカミングアウトしました。

「お前が彼氏を紹介してくる方がキモイわい。」って言ってくれました。

僕は幼稚園くらいの時から異常なボーイッシュだったので、気付いてくれていたようです。

「俺の友達にもお前みたいなレズビアンの友達がいる」と言ってくれました。

「いや、兄貴よ。俺はレズビアンではないんです。」兄貴は理解できていないようでした。

 

その次に母親に言いました。

大激怒でした。

「訴えてやる!!!」とダチョウ倶楽部バリに叫んでました。

 

それから音信不通でした。

 

 

その次に父親にカミングアウトしました。

その時の父親は色々あってひどく落ち込んでいたので、

娘からそんな大事なことを告げられたことがうれしかったようで、

「応援している」とガッチリ握手してくれました。

また、

「俺ニューハーフとエッチしそうになったけど、やっぱケツが女と違うから最後までできなかったよ。だからケツには気をつけろよ!!」とわけわからんアドバイスまでもらいました。

 

それから亡くなりました。

 

 

  

父親の葬儀をきっかけに母親とは和解し、今では仲良いです。

兄ともなかなか会えませんが、会えば仲良いです。

姉はいまだに音信不通ですが、そもそもそんな人でした。

 

家族に言えないから、家族が傷つくから 

と言って、自分を犠牲に面白くない人生をネガティブに生きるのではなく、

例え家族を捨ててでも

前向きポジティブになれる人生を選びました。

まー、そん時は自立していて特に親がいなくても生活できてましたので。

 

僕の経験からすると

家族なんで、一度壊れてもどうにかなります。

ほんの少しのわだかまりは残りますが。(母親に裏切られた感が僕にある感じ)

子供も初孫ということもあってか想像以上に喜んでくれています。

 

そんな僕のカミングアウト物語でした。

これからカミングアウトをするかたの参考になれば幸いです。(ならねーよ!!!!!)