仕事・働く・社会に出る。
今日からまた仕事が始まりました。
GWをしっかり楽しんだせいか、早起きできて清々しい気持ちで会社に行くことができました。
仕事サイコー!!!!!!
僕の職業
僕はSI兼SE兼PGです。IT全般です。
お客様から要望を聞き、具体的に引き出し、形にして、設計して、作って・・・
サーバー管理やネットワークなどインフラ系も全部やります。
ここまで全てやることはあまりないので、すごく充実した仕事だと思ってます。
なにもない状態から要望通り、それ以上のものを作ります。
ECサイトだったり、アプリケーションシステムだったり、単なるレポートだったり、それはそれは様々です。
お客様の要望通りに作るのが100%
常に200%になるように心がけています。
現在に至るまで
新卒からこの職種ですが、最初は 女子ィ として働いてました。
化粧してストッキング履いてハイヒール履いて
今思うとモイキー以上のなにものではないのですが、当時はこれが当たり前だと頑張ってました。
まー、男大多数の中の 女子ィ のため、可愛がられました。
広瀬すずのような可愛がりではなく、クマのプー的な可愛がりですが、、、
普通の 女子ィ よりは仕事に対してガツガツしたところがあったので、重宝もされました。
そんなこんなもあってか新卒入社した会社では本当に本当に良い扱いをされ、かつ、会社の仲間とも仲良く、平日・休日関係なく毎日みんなで遊んでました。
僕が普通の 女子ィ ではないと誰もが言わずとも知れた感じで本当に居心地が良かったです。
でも、ある日突然、僕は男として生きる道を決めました。
このまま可愛い 女子ィ として生きることに限界を感じたんです。
そしてすべてを捨てました。
居心地のよかった会社も仲の良かった仲間も家族もすべてを捨てました。
「男扱い」されることを望んだわけではなく、「男」として働きたかったからです。
まわりに理解を求めるのではなく、理解がいらない環境に身を置くことにしました。
仕事をやめて、胸オペ・改名・ホル注の3つすべて完了するまで毎日マインスイーパーをして引きこもり、完了後すぐに派遣で男として働きました。
派遣会社もすごく協力的で、
「心の病気のことは僕が相手先に言っときましたから」
と笑顔で言われ、苦笑いしたのを覚えています。
それくらいでいいんです。
派遣先の会社も「生理はー?ま、仕事やってくれればそれでいいじゃん」と言ってくれました。「一部批判的な感情を持つ者もいるからみんなには言わない方がいいよ」とまで言ってくれて、その派遣先では全社員に可愛がられました。
Timpo作るためにその派遣先は辞めてしまいましたが、今自信を持って働けるのは、その会社でうまく埋没リーマンになれたからかなーと思います。
その後もいくつかの会社で働きましたが、いずれもバレることはなく、また、チビだからってイジメられることはなく、どちらかというと可愛がられて働いております。
埋没リーマンで不便に感じること
埋没リーマンとして10年。一番不便なのはやはりトイレです。
Timpoのおかげで立ちションもできるのですが、大事故を防ぐためなるべく個室で済ませます。
大企業の場合、1フロアにトイレがいくつかあったり、最悪他の階もあるので特に問題はないのですが、規模が小さい会社の場合、大のトイレは1つのみ。
かつ、大で流した音がオフィスに聞こえてしまうこともあるのでヒヤヒヤでした。
そしてもう一つ厄介なのが声のトーンです。
女子ィ 時代に培ったワンオクターブ高い声での受け答えが身に染みついているため、上司ィ などと話す場合は少し声が高くなってしまうんです。
たぶん男の発声ではないと思います。なかなか治らない。。
そしてスーツ選び。
イギリス仕様の少しだぼった感じで体をごまかせたバーバリーのブラックレーベルを愛用してたんですが、撤退しやがった。。。。。
現在はジャケパンのためそれほど影響はないものの、スーツもあったらなぁと思うばかりです。
最後に
僕は時代的な背景もあり、埋没リーマンを選びました。
でも、女子ィとして働いた職場をやめられない、やめたくない場合もあるかと思います。
一番重要なのは、会社にどれだけ貢献してるかに尽きると思います。
やはり誰でも会社は仕事をしに来ているので、男か女かわからない奴がいるより仕事できない奴がいる方がよっぽど迷惑です。
ちょっと異彩を放っているけど仕事をキッチリこなしている人はそれなりに人もよってくるし、居場所は確保できます。
そして、自分のポジションをどうしたいか?だと思います。
「男扱いでまぁよいレベル」なのか「絶対男レベル」なのか?
前者ならカムでどうにかなりますが、後者は仕事を辞める必要があります。
どちらの方が良いとか言うわけでなく、どちらが自分にしっくりくるかをじっくり考えて行動するとよいと思います。
ホルモンの効果は人によりけりだし、パス度も見る人見られる人によって変わります。
もし会社でバレたてもキャラでうまいことかわせる人もいるでしょう。
自分が一番やりたいことをやってしまえばいい!!
人間て窮地に立つとなんとかなる生き物です。
下手をして仕事を失ったとしても、次のステージでどうにかしている自分がいるもんです。
人生はこれと言った答えはないもんで、
なにをやっても不安はつきもんだし、どんな道にせよ必ず死にたいくらいの壁にぶち当たります。
でもそれは誰にでも絶対起こるイベントなんで、はぐれメタルに遭遇したと思って会心の一撃を決めましょう!!
今社会人である僕らが社会で頑張ることで、これから出てくるFTMの方たちの安心感になればと思います。相手に理解を得られるためにはまずは行動だと思います。